正信偈(しょうしんげ)  1

 

 帰命無量寿如来(きみょうむりょうじゅにょらい)

南無不可思議光(なもふかしぎこう)

 

要旨  無量寿如来は、命の絶えることの無い如来さまです。

不可思議光は、表現できないほど輝く如来さまです。

帰命(中国語)は、感謝し、おまかせして、ついて行くことです。

ナモ(インド語)は、それを中国語にして、南無と書きました。

意味は、同じく、感謝し、おまかせして、ついて行く

ことです。

二つの文は、ともに、「阿弥陀如来さま。感謝し、おまかせして、つい

て行きます。」

 

参考  正信偈は、親鸞聖人が書き、お経で多く読まれ、覚えている人がたく

     さんいます。正信偈の「偈(げ)」は、歌という意味です。中国の言

     葉で書かれ、意味の理解はむずかしいけれど、歌のように心地よく響

     きます。正信偈が、まず、「阿弥陀如来さま。感謝し、おまかせして、

     ついて行きます」」、と言う言葉から始まることは、うれしい。